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2009年12月30日水曜日

What is beyond 2010?


2010になるまで、後一日しか残されていない。
よく年末は自分の人生を振り返ることと、今後の将来を考える時期だと思う。
私は特に、「未来どんな事が起きるのだろう」と世界の流れトレンドが気になる。
それは、自分が生きている時代の政治・経済・社会が自分の生き方、考え方、を大きく左右していると感じるからだ。

私は、よくアメリカの週刊雑誌ニューズウィークを読む事が多い。
今週は特集で、タイトルは”Is that all?” 「これで本当に終わりなのか?」
、アメリカから始まった経済危機のことを取り上げている。

リーマンショックから1年以上たち世界はどう変わったのか?

「一年前は世界は崩壊に向かっているように見えた。 資本主義と貿易取引の飛躍的な拡大を牽引してきた国際金融システムが砕け散ろうとしていた。」

“One year ago, the world seemed as if it might be coming apart. The global financial system, which had fueled a great expansion of capitalism and trade across the world, was crumbling.”
だれもが、世界は変わってしまったと確信をしていた。
100年に一回と言われる今回の経済危機は1929年の大不況によく例えられる。
1929年に起きたアメリカの大不況は世界恐慌を招きそしてその経済の歪みが第2次世界大戦へと繋がっていき沢山の人の命が犠牲になった。
一年前はそんな1930年代の大不況の用になってしまうのではないかと心配されてた。

しかしあれから一年。


「アメリカの投資銀行の数がいくつか減り、数社の地方銀行がつぶれたことを別にすれば、世界はほとんど変わっていないように見える。世界が大恐慌に襲われた30年代とはまるで様相が違う。」


“Well, Wall Street is home to two fewer investment banks (three, if you count Merrill Lynch). Some regional banks have gone bust. But overall, things look nothing like they did in the 1930s.”

なぜ世界は崩壊しなかったのか?
今日の世界には、システムを安定させる3つの要因が機能している とファリード・ザカリアは言う。

そして、私はこの3つの理由から今後の将来が見えてくるものがあると思う。
1)世の中は平和になっている。
「冷戦が終わって欧米型の貿易とビジネスの世界に加わる国が増えるにつれて、世界規模の1つの経済が出現し、すべての人がその一員になった。」

The world was left with a sole superpower but also a single workable economic model—capitalism—albeit with many variants from Sweden to Hong Kong.  
This consensus enabled the expansion of the global economy; in fact, it created for the first time a single world economy in which almost all countries across the globe were participants. That means everyone is invested in the same system.

2)インフレを抑えることが出来た。
「世界で起きていた極めて多くの問題の背景に、インフレの進行による中流層の崩壊があった。しかし、世界の中央銀行は揺るぎない意志を持って、ハイパーインフレを押さえ込んだ。これによりて、長期の低インフレ時代が到来し、世界の経済に安定がもたらされた。」
“In many countries in the 1970s, hyperinflation led to the destruction of the middle class, which was the background condition for many of the political dramas of the era.
Over two decades, central banks managed to decisively beat down the beast.”


3)テクノロジーが発展して世界の結び付きが強まった。
「今やグローバル化とは、世界の国々がほかの国に物を売ることにとどまらない。企業は世界中から原料や部品を調達し、人々は世界中の人と協力し学び合い、情報は全世界に広まるようになった」
“Managers in Arkansas can work with suppliers in Beijing on a real-time basis. The production of almost every complex manufactured product now involves input from a dozen countries in a tight global supply chain. And the consequences of connectivity go well beyond economics.
This diffusion of knowledge may actually be the most important reason for the stability of the current system.”



簡単に言うと「世界は安定し繋がった」ということだ。
結論として今後世界はより豊になっていくと思う。
しかし、それは日本人がより豊になるとは言えない。世界全体を考えると、まともな食事ができない人達はたくさんいる。また紛争で亡くなる人も沢山いる。今まで、まともな生活が出来なかった人達が、「世界が安定する」ことによって、チャンスが来るという事だ。そして、「世界が繋がっている」ので、私達と同じ世界のステージでフェアーな競争ができるということだ。先進国に住む人にとっては、今より努力をしなければ、競争に負けることを意味している。


私は世界のいろいろな人達と協力し、または競争し自分を高めていけたらいいなと思う。

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